ゾンビマニアクラブ

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[映画感想] プラネット・テラー in グラインドハウス:古い映画館で観ているような娯楽系ゾンビ映画

2016/05/05

プラネット・テラー プレミアム・エディション [DVD]評価85点。
架空の予告、かすれた映像など、古い映画館で上映されているかのような演出が面白いです。本編は、片脚にマシンガンをつけた美女がゾンビと戦う、笑いあり、アクションあり、美女ありの娯楽系ゾンビ映画です。

「グラインドハウス」というB級映画を上映していたアメリカの古い映画館をコンセプトに製作され、当時の上映作品の雰囲気を再現した作品ということを知ったうえで視聴すると、より楽しめるかと思います。

この映画はHuluで観ました。

あらすじ

テキサスの田舎町のある夜、J.T.(ジェフ・フェイヒー)のバーベキュー・レストランにやって来たゴーゴーダンサーのチェリー・ダーリン(ローズ・マッゴーワン)は、元恋人の解体屋レイ(フレディ・ロドリゲス)と再会した。その頃、軍の部隊長マルドゥーン(ブルース・ウィリス)と生物化学の科学者アビー(ナヴィーン・アンドリュース)の取り引き中に、生物兵器DC2(コードネーム「プロジェクト・テラー」)のガスが噴き出してしまう。町中にDC2が拡がり、感染者がゾンビと化して人々を襲い始めるのだった。
Wikipediaより

作品情報

二本立て映画「グラインドハウス」のひとつとして、2007年にアメリカで公開された作品。日本では個別に公開されました。

「グラインドハウス」のもう1編「デス・プルーフ」(監督クエンティン・タランティーノ)は、「デス・プルーフ in グラインドハウス」として全国公開されました。

以下、多少なりともネタバレが含まれます。

ゾンビの特徴

  • 人間を襲い、食べる
  • 膿が腫れるように顔や手足がぼこぼこになり変異する
  • 感染者の膿・生物兵器ガスの吸入で感染(ガスに耐性ある人もいる)
  • 生物兵器ガスの吸入しつづけると、人間でいられる
  • しゃべる

ゾンビの発生理由とゾンビパニック終結の可能性

ブルース・ウィリス率いる軍部隊と科学者の間で生物兵器の取引中にトラブルがあり、生物兵器ガスが噴き出し、街中がゾンビ化。
生物兵器ガスに耐性のある人間を研究すればパニックを止められるかもという科学者は死亡。生き延びた人々で新たな社会をきづきあげています。終結と言ってよいのか迷うところ。

ネタバレを含む感想・考察

古い映画館で上映されているかのような演出

まず、この映画は、「マチェーテ」という映画の予告から始まります。本編が始まると、全編を通して、ところどころ、フィルムが擦り切れたり、色調が変わったり、「古い映画」っぽい演出になっています。

極め付けはヒーローとヒロインのラブシーン。
二人がイチャイチャしだすとフィルムが焼き切れ、「一巻紛失。不手際をお詫びします - 支配人」というメッセージが!!

そして、本編が再開されると、もう、だいぶシーンが進んでいます!シーンが飛んでいます!
避難していたバーベキューハウスが炎上、頼りになるはずの保安官が負傷している場面から始まります。ラブシーンからバーベキューハウス炎上の間に何があったのかは観客が想像するしかありません。

この演出を観て、「ニューシネマパラダイス」で神父さんがキスシーンを切り取って上映し、観客がブーイングしている様を思い出しました。

グラインドハウスがコンセプトの映画

「グラインドハウス」というのはB級映画などを2本から3本立てで上映していたアメリカの古い映画館のこと。

その「グラインドハウス」をコンセプトに、タランティーノ監督とロドリゲス監督がタッグを組み、それぞれに作品を製作し、実際にアメリカで2本立て映画として公開。そのうちのひとつがこの作品です。

当時の上映作品の雰囲気を再現しているそうです。
昔、街の小さな映画館でゴジラと何かを2本立てで観た記憶がよみがえりました。

登場人物が個性豊か

出てくる登場人物が皆、個性豊かにキャラ付けされています。観ていて飽きません。

片脚がマシンガンの美女ダンサー

DVDのジャケットにもなっている片脚マシンガンの美女。強くて美しい夜のダンサーです。

片脚になってしまうのは結構初期なんですが、マシンガンを装着するのは終盤。
片脚マシンガンアクションシーンはとってもかっこいいです!!色っぽいわー!お尻もぷりっとしていてセクシーです!

どうやって銃を撃っているのだろう?という質問はナンセンスなんです。この映画はB級映画がコンセプトなんだから!

ガーターベルトから注射器を取り出すセクシーな美人女医

もう一人印象深い美女が、ガーターベルトから注射器を取り出し攻撃する女医。
医者の夫と同じ病院で働き、子供がいて、彼女までいます。

この美人女医、医者から逃げ、子供を連れ、自分の父の家へ向かうのですが、その間に化粧は流れ落ち、髪はボサボサに、手は折れ、とひどい有様になります。

そこがまた、なんていうか、いい!!!ひどい有様だけど、美人。美人だけど、ひどい有様。
とてもセクシーで人間味を感じます。

突然強くなる謎のヒーロー「エル・レイ」

片脚マシンガンの美女には恋人がいます。解体屋のレイって男なのですが、昔つきあっていて、ゾンビパニック発生時に再会し、なんやかんやあって、よりを戻します。

最初はただのちんぴらに見えるこのレイって男が実はすごかった。
銃の使用を保安官に禁止されたレイは、ナイフかなにかの二刀流アクションでバッサバッサ、ゾンビを倒していきます。その後は、チームのリーダーとしてみんなを引っ張っていきます。アクション超かっこいいです!!

実は「エル・レイ」という名で軍関係者の間では噂の男なんです。
その正体は謎のまま終わります!!!
つっこんではいけません。だってこの映画はB級映画がコンセプト!

そのほかにも魅力的なキャラがいっぱいです。ブルース・ウィリスとタランティーノ監督もちょい役かと思ったら、ちゃんと役あって嬉しかったです。

豆知識

「プラネット・テラー in グラインドハウス」に出る架空の映画予告「マチェーテ」は、のちに映画化。2010年にアメリカで公開されました。
「マチェーテ」めちゃめちゃ面白そうです!!!

以上です。
突っ込みどころは多数ありますが、突っ込みどころさえも「B級映画のオマージュ」と楽しめてしまいました。


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