ゾンビマニアクラブ

ゾンビ系を中心に、様々なドラマや映画のレビューを書いていきます

いしだ壱成が若い頃出てたドラマ。未成年のヒロ役は神がかってた話

隠し子としての二世デビュー・フェミ男ブーム・父親超え・大麻逮捕・繰り返す結婚と離婚ーーーー。

40代になり、最近ではすっかりゴシップでお騒がせ俳優枠に収まってしまった(かのような)いしだ壱成。

現状だけ見ればその一言に尽きるのだろうと納得しつつも、実は彼から"俳優"という肩書を外したくない自分がいます。

そしてきっと、そんな複雑な感情を持っているのは、私だけでは無いんじゃないかな。。。

理由は一つ。

単純に彼の俳優黄金期の演技が素晴らしすぎたこと。

中でも「未成年」で演じた戸川博人役は、"俳優いしだ壱成"を語る上では絶対に外せないのです。

何年経っても色褪せることなく、私の記憶に焼き付いている当時のヒロ。

どこにでもいる今どきの18歳の少年。

誰にでも起こりうる偶然を積み重ね、目まぐるしく激変していく運命。

それをあまりにもリアルに演じるいしだ壱成やその他俳優陣の儚い青春群像に魅了され、小学生だった私は毎週夢中で見ていた気がします。

今でこそ、ハ◯だのモラハラだのロリ◯ンだのと話題になっているけど、本当にキラキラしててかっこよかったのだよ、彼。

この気持ち、わかってくれる人、きっと沢山いますよね?

過去のピークを語ることが立派とも思いません。

そして、人間大切なのは今だともわかっている。

あの頃はすごかったって栄光にすがる行為は好きじゃないです。

それでも尚、無視出来ない「過去のピーク」というのがいかにすごいか。

もちろん彼の実力が全てでもありません。

脚本、脇役、演出、BGM、もっと言えば金曜という放送日。

言うなれば全ての掛け合わせが神。

というわけでこの記事では、当時のいしだ壱成そのものに引き込まれていった少々のファン目線を織り交ぜつつ、

彼が名俳優の仲間入りを果たした"未成年・戸川博人"について振り返りたいと思います。

同じく当時を忘れられない人。

最近のお騒がせっぷりから俳優のイメージが一切無い人。

そして何より当時を懐かしむ私、自己満足の為に書いていきます。

当時小学生だった私にとって、高校3年生は1番リアルな憧れだった

何事もそうですが、感想って受け取り手の状況が大きく影響するものだと思うんですよね。

というわけで、作品について書くにあたり少しだけ当時の私についても触れていきたいと思います。

当時は小学3年生。

阪神大震災や地下鉄サロン事件が起き、大人たちがどこか不穏な日常をすごしていることを察して過ごしていた子供時代。

ようやく親にゴールデンタイムの連続ドラマ鑑賞を許してもらえた頃でした。

マセガキだった私は、不穏な時代よりもファッショナブルな世界に生きる大人に対しての憧れが強く、雑誌やドラマの中に出てくる芸能人のおしゃれな着こなしや髪型を食い入るように見ていたのです。

とはいえ社会人にはまだまだ果てしなく遠いものを感じてしまい、憧れの対象は完全に高校生のお兄さんやお姉さん。

学生こそが身近でありながら背伸びしても届かない、でも確かに同じ世界にいる、まさに、わたしにとってはアイドルでした。

やりたいことはある程度自分で決められる。(外側から見ればね)

かと言ってどこかまだ未成年の無責任も抱えている。(大人ぶらずに子供の武器も使えるって言葉を生み出したTKはやっぱり神かも。)

野島伸司の描く「野島三部作」はどれも惹かれるものがありましたが、特にこの"未成年主人公世代"が、憧れと共感のドンピシャセンターだったのです。

この作品、ドラマ放送終了後も、VHSをレンタルして3回以上は見返した記憶があります。

たしか当時読んでいたファッション雑誌ニコラでも、特集が組まれていました。

(※ただし、演者のイケメン俳優にフォーカス)

何をしてもファッショナブルに見えたいしだ壱成

そんな憧れの背景がありつつ、ここからは少しあの頃のいしだ壱成の話。

"フェミ男ブーム"と言われる最新ファッションのど真ん中にいた彼は、劇中で基本学生服を着ています。

普通の制服なんだけど、"いしだ壱成だとどこかがおしゃれ"が成立する存在。

(今の姿だけ見ると信じられないんだけど)

私立高校の夏服にいつも大きめの腕時計をして、前髪をハードジェルでウェット感強めに立ち上げた短髪。

シンプルなのになぜか洗練されてサマになっていました。

当時はレディースのSサイズも着こなしてしまうほど細身の体型だったので、それがムダの無いモード感をひきだしていた要因の一つだと思います。

ぶっちゃけるとちょっと瞳が離れてて爬虫類っぽい顔をしているんだけど、それすらも全部魅力の一つに見えてしまっていたな〜。

今思えば顎が小さくて、ナヨっとしてるんのに、当時の私はとにかく大人(おしゃれ高校生)への憧れが勝って、そんなこと全然気にならなかったんですよね。

ドラマ未成年は、それぞれキャラクターの違う18歳の男の子5人をメインにしたまさに言葉通り青春群像。

その中心である主人公ヒロの、情に厚く男らしい性格とユニセックスなルックスのミスマッチが、いい具合にtoo muchなんですよね。

"繊細な男子高生ヒロ"、1995年いしだ壱成のドハマリ役です。

「未成年」の登場人物

「未成年」は、ヒロ以外の登場人物も優劣つけがたいほど魅力的です。

言うなれば戦隊モノは赤だけがヒーローじゃないぞ!って感じ。

出演者がとにかく豪華なんです。

ちょっと軽めに解説していきますね。

これは演者の紹介ついでにストーリーを軽くネタバレさせます。

田辺順平:演(北原雅樹)

ヒロと同じ高校に通う高校球児。

単純でお調子者で、いいヤツだけど小心者です。

良くも悪くも、登場人物の中で1番"普通"で"ガキ臭い"男子。

室岡仁:演(香取慎吾)

子供の頃、頭に大きなキズを負い知的障害を負っている通称デク。

身体が大きくて、いつもオバQに出てくるO次郎がプリントされたオーバーサイズのTシャツを着ています。

決しておしゃれ要員では無いはずなんだけど、あのモッサモサな無造作ヘア・オーバーサイズT・香取慎吾の顔がとってもバランス良くて、全然ダサくなかった記憶。笑

人を思う優しい心は誰よりも純粋で、みんなデクの前では素直で純粋な気持ちになってしまう不思議な存在です。

家は貧しい町工場で、大好きな両親が借金に苦しんでいることを彼なりに理解しています。

個人的な感想ですが、タレ目で口が大きい人って優しく見えると思う…。

香取慎吾のビジュアルにピッタリなこちらもはまり役。

坂詰五郎:演(反町隆史)

博人の中学時代の友人。

当時はヤンキー学生で、現在はそのまま暴力団組員になってしまった五郎。

喧嘩っ早くてまぁそれなりに問題のあるんだけど、情に厚くて超正直。

それ故に周囲とはなかなかうまく立ち回れず、困難も多々感じます。

割れたガラスみたいに、攻撃的で危なげだけど、儚さもある不器用な役柄。

この時の反町隆史、スマートで若くて、今の渋さとはまた違ったでした。

神谷勤:演(河相我聞)

エリート高校に通う秀才くん。

頭は良いけど、出来杉くんではなくてあくまで真面目くん。

実際は出来杉君なんてそうそういないので、これがまたリアルば若者。

勉強と母からのプレッシャーでちょっと追い詰められちゃってる、"進学校生徒あるある"みたいな青年です。

ちょっとネタバレ入りますが、浜崎あゆみ演じる瞳と付き合うようになり、ドラマ後半では彼女との間に子供が生まれ父親になります。

当時は気づかなかったが、今思うと秀才くん、やることやってる感。笑

中盤で精神を病んでまさかの火炎瓶とか作りはじめてしまいますが、まぁ突き詰めすぎる所も含めて秀才くんという感じです。

こうしてみると人って本当、一長一短ですよね。

他にも野島伸司のスペシャルお気に、桜井幸子演じる新村萌香。

今やぶっちゃけ女優になっちゃった遠野凪子演じる安西加代子。

実生活でもいしだ壱成の元妻と再婚した谷原章介演じる戸川辰巳(ヒロトの兄役)。

などなど、出演者の豪華さがはんぱないことは超有名なお話ですよね。

人と比べられる苦しみ、人と比べてしまう己の葛藤や愚かさ、自分のこと以上に人を思う純粋さと儚さ。

社会と友情と差別。

みんなそれぞれ違う境遇にありながらも、様々な葛藤を抱えた同じ18歳の少年たちが、ひと夏を共に過ごしドラマを繰り広げていきます。

劇中歌はカーペンターズ

劇中で使われている音楽はほぼカーペンターズ。(一曲だけハイロウズ。)

個人的な話になってしまうけど、カーペンターズの声って癒やされます。

というのも、私の母はカーペンターズが好きで、車に乗るといつもカセットテープをかけていた思い出があるんですよね。

「洋楽はあまり得意じゃないんだけど、この人の英語はとっても耳に馴染んで聴きやすい。」

そんなセリフを20年以上経った今でも覚えている、母から教わった初めての洋楽でした。

個人的にもどこか懐かしい切なさを感じる歌声が、名シーンには必ず流れる演出がなされています。

  • ドラマの始まりに流れる「青春の輝き」。
  • 大学の推薦がうまく行きそうでご機嫌なヒロと共に「Top of the world」。
  • 最終回の屋上で流れる「Yesterday Once More」。

"ヒロのメンタルBGM playing now"といっても過言ではないほど、彼の喜怒哀楽にドハマリした選曲は言葉にできない。

完全に物語の魅力の一つだし、一見の価値ありです。

ぜひぜひこれだけでも見てほしいんですよ。

始まりは普通の男子高校生の日常

ヒロはそこそこ裕福な家庭に生まれた高校3年生。

父から寵愛される出来の良い兄への劣等感を抱きつつも、まぁそれなりに毎日ごく普通の高校生活を送っています。

大学受験を控え、特にやりたいことを見つけられているわけでもない。

かと言って日常に大きな不満があるわけでも無く、本当ーーに至って普通。

そこそこチャラチャラと適当に生きる"普通の今どき感"が、前述のいしだ壱成にこれまたドハマリなのです。

前半〜中盤・恋愛と友情を中心とした青春群像

前半〜中盤は、良くも悪くも普通の未成年5人が出会い、恋や勉強、友情に試行錯誤する物語。

ヒロは兄の恋人である萌香に恋をし、

叶わぬ恋への葛藤から、加代子の誘いにのって関係を持ってしまいます。

でも実は順平は加代子がのことが好き。

仲良し三人は三角関係だったのです。

五郎は愛する女性の為にカタギに戻りたいが、なかなかうまくいかず、自分の学のなさに悩む日々。

受験勉強に追われる神谷は、バレエ教室に通うお嬢様の瞳に恋をします。

そしてそれぞれが恋愛に悩める時、いつもデクが側にいることでふんわりと空気が和らいでいました。

(この前半部分があったからこそ、彼らが物語後半、デクの為に友情を貫く姿には胸熱。)

こうしてサラっと解説すると、前半は本当に"フツーの高校生の青春物語"なんですよね。

退屈しなかったのは、多分それぞれの演者がはまり役を演じていたことが大きい要因かと思います。

本当に全員がハマってた。

プライベートでも仲良く遊んでいたほどだったので、そんな空気がにじみ出ていたのかなーと思います。

VHSの特典映像でも、5人が仲良く会話しているオフショットを見ることが出来ましたが、どこにでもいる仲の良い若い男の子たちの集まりでしたね。

中盤〜後半・平凡な日常が崩壊

そしてこの普通の日常を普通で終わらせてくれない衝撃こそが、野島作品ならではの魅力。

ネタバレになってしまいますが、香取慎吾演じる知的障害者のデクが、強盗事件を起こしてしまうのです。

これをキッカケに、前半の平凡な日常は崩れ落ちていきます。

不幸が重なりすぎる強盗シーン

実家の工場経営がうまくいっておらず、借金返済で苦しんでいることを知っていたデク。

貧しくても愛情を感じ、決して不幸ではない家庭。

優しいお父さんやお母さん。

何とかしたいけど、何もできない自分。

お金さえあれば、、、。

「両親を助けたい」そんな一心で銀行に入り、「おかね、おかね、、、」と行員に伝えます。

カードも通帳も持ってないデクは、もちろん相手にされず追い返されてしまいます。

その時、たまたま暴力団組員であるゴローからもらった拳銃がカバンの中から落ちてしまう。

デクは咄嗟に拳銃を構え「おかね、おかね、、、」。

たまたまそこに取り立てをしていた銀行員が現れます。

拳銃を取り上げようとして軽くもみ合いになり、たまたま誤作動で発泡。

たまたまその銀行員に玉が命中してしまいます。

一部始終そばにいて、この不幸な事態を止められなかったヒロ。

混乱した彼らは、とっさの判断で、銀行から逃げ出してしまいます。

個の主張・比較社会への不満・大人への不信感

捕まったらデクはきっと二度と外でてこれない。

デクを守りたい仲間たち。

ここで前半の布石が一気にリンクして、物語はクライマックスへと導かれます。

  • 理由不明で高校から推薦を取り消され、行きたい大学への道を閉ざされたヒロ。
  • 夏の最後の大会でエラーをして、野球部でいじめにあい行き場を失っていた順平。
  • 母親からの束縛と、受験勉強に追い詰められる神谷。
  • 簡単にカタギに戻れず、ヤクザのしがらみが原因で愛する女性を亡くしてしまった五郎。

そして、拳銃で人を撃ってしまったデク。

言葉通り、事件がすべての引き金を引いたって感じですね。

そもそもくすぶっていた大人や社会への不満が、この事件をきっかけに暴走してしまいます。

行き場を失った彼らは夜の貨物列車に飛び乗り、住み慣れた街から逃亡します。

逃げ切れるはずの無い逃亡劇

18歳。

自分で何でも出来るけど、社会においてはまだ何も出来ない。

自由と責任、個と社会。

大人になる階段を少しずつ踏み外して大事件に発展してしまう不器用で純粋な少年たちは、凶悪逃亡犯として指名手配されてしまいます。

社会のイメージとは裏腹に、視聴者から見ればとても純粋で儚い。

そして、、、悪気が無い。

逃亡の果に山奥の廃校にたどり着き、出来る限りの方法で生き抜こうとする未成年たち。

ほんのひととき、社会から分断された土地で平和な時間を過ごすシーンは、いずれ終わりが来ることをわかっているからこそ切ないものがあります。

やったことは駄目だとわかっていても、1話からずっと見てきたからこそ、普通の学生だった彼らの心境に共感せずにはいられない。

衝撃的なクライマックス

機動隊との揉み合い、護送車からの逃亡、何と戦っているのかもよくわからなくなるほどただ必死で逃げるヒロ。

最終回、ボロボロになったヒロは手錠をかけたままの状態で、自分の学校の屋上に現れます。

未成年であるにもかかわらず、視聴率の為に「顔を写せ」と指示を出すプロデューサー。

全国ネットで放送されるヒロの傷だらけの顔。

警察に取り押さえられながらも「デクに裁判を!」と叫ぶ彼と、それに共感する学生たちの声。

知的障害を抱える友人の為に、平等な裁判権を必死に訴えるヒロの姿は、涙なくして見られませんでした。

後にバラエティ番組で人気コーナーとなった”未成年の主張"を生むこととなった名シーンです。

最近こんな強烈に印象に残るドラマって無い気がする。

時代もあると思いますが、それもまためぐり合わせですよね。

ラストシーンは、裁判所で5人揃ってお尻丸出し写真を撮ってドラマ終了。

普通の18歳たちには、もう普通の日常は戻りません。

これからは罪を償っていかなくてはいけない。

それでも、それすらも、一度忘れて明るく振る舞ってしまう幼さ。

明るさ。

若さ。

バカさ。

当時の自分が未成年であったからこそ、共感できた作品なのかもしれない。

今あの頃と同じ気持ちで見られるかはわかりません。

それでも一つだけ言えるのは、あの作品が当時20歳のいしだ壱成演じるヒロによって、名作となったことは間違いありません。

印象的なヒロの涙

いしだ壱成は、全11話のドラマの中で何度も涙のシーンを演じます。

怒りや悲しみや切なさ、全部混ざった複雑な泣き演技。

これがほんっっと、"戸川博人"っぽいんですよねー。

簡単な言葉でいえばちょっとヒスっぽい、危なげな、激しい涙。

個人的にはこんな泣き方する男性苦手ですよ。笑

でも、今作にはこれがピッタリ。

それを優しく包み込む萌香の母性は、野島伸司にとって理想の女性像なんでしょうかね?

ひとつ屋根の下の小雪も、そんな感じですよね。

天空の城ラピュタのシータや、風の谷のナウシカのナウシカもそんな感じ。

優しくて、強くて、儚い、繊細なヒロインって、やっぱ男性の永遠の憧れなのかしら。(もちろん大前提として皆さん美人です。)

儚さはいしだ壱成そのもの?

実際にいしだ壱成は少々不安定な青年期を送っていたようで、この役柄がハマるのは納得です。

本当か嘘かわかりませんが、自殺未遂をしたこともあったようですね。

幼い頃に父・純一と母が離婚。

幾度となく引っ越しを繰り返し、離島やヒッピーとの共同生活などを経験した彼が、少々不安定であってもなんら不思議はないのかな、と勝手な憶測を立ててしまします。

「父さん、あんたを信じてたのに。」という、父に訴えるシーン、かなりリアル。

若かりし頃のいしだ壱成は、見ているこちらにとっても、"大人の犠牲者"というポジションの演技がしっくりハマるな若者だったような気がします。

名俳優からの薬物事件で逮捕

未成年・聖者の行進・ひとつ屋根の下。

数々の名作に出演し、順調にキャリアを重ねたいしだ壱成。

しかし、未成年から6年後の2001年に舞台「大江戸ロケット」の上演期間中、大麻取締法違反で逮捕されてしまいます。

スターからの転落。

逮捕後復帰してからも、なかなかいいニュースは聞こえてこず、、、恋愛・結婚・離婚を繰り返します。

そもそも逮捕前から恋愛体質で、数々の熱愛スキャンダルが報じられていましたからね。

その辺りの現状を踏まえても、当時から不安定さは変わらないのかもしれません。

テレビでお騒がせを見る度に、もう復活は無理かもな…なんてじわじわと諦めの心が生まれていました。

しかし皮肉なもので、それと若さがベストマッチして生まれたのが「未成年」の戸川博人。

やっぱりヒロを演じられたのは彼しかいない

演じていた頃は20歳。

1992年のデビューから3年が経過しての野島作品で初主演。

役者経験をそれなりにつんで、演技に安定感も出てきた頃ですね。

若く儚いその雰囲気と、確かな演技力。

そして彼を寵愛した野島伸司の脚本により、唯一無二の存在感を放つ役者さんとしてポジションを確立していました。

そこから既に20年以上。

今でもあの衝撃をなかなか忘れられない自分がいます。懐かしい。

やっぱり心のどこかで、彼がもう一度俳優として名作を生み出してくれる可能性は捨てきれていないのかもしれません。

ドラマ。映画。舞台。どんな形であれ。

未成年を思い出すと、失うには惜しい才能だと思わずにいられないのです。

-野島伸司ドラマ