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dele第六話|山田愛奈出演。凍死で発見された美しい少女の謎は?ネタバレなしの感想

dele/ディーリー

第五話の衝撃のラストシーン、みなさんどんなふうに感じましたか?

どんな感想もあり!のような気がしますが、ネット上では「びっくりしすぎて頭が追いつかなかった」「鳥肌が立った」「演出にやられた!」などの驚きの声が上がっていたようです。ちょっと戸惑ったかもしれませんが、後々そういうことでいいんだよね?って自問自答していた人も少なくないようです。

さて、第五話で橋本愛さんが着用していたかわいい赤のワンピース、どこのブランドか調べてみました!
『AMAIL』のVINTAGE FLORED DRESSです。カラーは黒もあるみたいですよ。

また、『dele.DOCUMENT』#5では第五話の舞台裏が!

圭司が明奈(柴咲コウ)に会いに行くときに来ていた衣装のセレクト過程を見ることも。
スタイリストが今まで使ったことのない白を取り入れているところや、あるハプニングで衣装を変更することになってしまったとか?

菅田さんが視聴者は山田さんのこんなところも見たいんじゃないのかな?と言っていることとは何なのでしょう!

菅田さんは百合子(橋本愛)とのシーンで楽しかったことについて「めちゃくちゃ青春でした」と語っています。バッティングセンターでヒットを連発する橋本さんの楽しそうな姿や、校庭でバスケットをする二人は必見です。

そんなシーンの裏側にも密着した『dele.DOCUMENT』を見逃さないようにしましょう!

他にはdeleでお馴染みになってきたセットの数々。テレビ朝日dele公式ホームページにはそんなセットの写真が公開されています!
dele.lifeのちょっと無機質なのに味のある家具や小物たち。その世界を少し覗いてみましょう。

dele.lifeと書かれた扉(1枚目の写真)

全ての物語はこの扉の向こう側から始まるのですね。

野球グローブ(9枚目の写真)

車椅子の生活になってしまった圭司にとっての大切な昔の思い出なのでしょうか?

レザーのソファ(12枚目の写真)

第一話で祐太郎が居心地悪そうに座ったソファも、今では祐太郎の居場所になっていますよね。

PCの置かれた圭司のデスク(15枚目の写真)

いつもの圭司のお決まりの場所。「モグラ」からの受信を受け取ると、2台のPCを駆使して全てを解決する場所。そして、思い出に浸ったり、好きな音楽を体全部で表現する場所です。

圭司の車椅子(18枚目の写真)

あの、小気味いいアクションを繰り出すもののひとつ。でも、その裏側にある圭司の心の奥はなかなか見えてきません。

第六話の気になったポイント

  • 山田愛奈が演じる石森純子が凍死した場所
  • 金城一紀が手がけるアクションシーン
  • デイジーの花言葉
  • 渡辺淳一の『阿寒に果つ』の一説
  • 圭司と祐太郎の心を打つセリフ集
  • 野球ボールとバスケットボールとバレーボール

公式サイト第六話のあらすじ

長野の別荘地で、雪に覆われ眠るように死んでいる家出少女・石森純子(山田愛奈)が見つかった。遺書はなかったが、警察は自殺と判断。しかし、純子の両親・石森俊一(横田栄司)と石森美穂(霧島れいか)の気持ちは収まらない。愛娘の自殺原因を知りたいと切望する石森夫妻は、弁護士・坂上舞(麻生久美子)のもとへ。フリープログラマー・坂上圭司(山田孝之)とその相棒・真柴祐太郎(菅田将暉)に引き合わされた夫妻は、純子が日記をつけていたパソコンのパスワード解除を依頼する。

実は、俊一には自殺の原因に心当たりがあった。純子が家出する前の行動から、通学していた中学校でいじめに遭っていた可能性が高いというのだ。さしあたり、純子のスマホから消去されていたデータを復元した圭司は、同級生たちとの仲睦まじい写真や動画を発見。そこに写っていた小川優菜(中田青渚)らと接触した祐太郎は、“思わず言葉を失う動画”を新たに入手してしまう…。

やがて苦労の末、圭司は純子のパソコンへ入り込むことに成功。ところが…データが何も残っていないという、まさかの状況に直面する! 死ぬ前にデータを消したのは、身辺を綺麗に整理しようと思ったからなのか…。それとも、見られるとヤバいものが入っていたからなのか…。この謎多き現実が、圭司に火をつける。「根こそぎさらってやるよ。全部復元して、謎を解いてやる」――取り憑かれたように純子のパソコンと格闘する圭司。そんな彼の前に“果てしなく深い闇”が立ちはだかる!

山田愛奈さんを知らない人のために少し紹介しておきますね。

山田愛奈

ミスiD2015に入賞したことをきっかけにデビュー。ミスiDとは『Transit」が企画したアイドルの略のこと。アイドルの一番を決めるコンテストのことです。

2016年には透明感美少女の登竜門とされる『ポカリスエット』のCMにも出演し、あの美少女は誰?と話題になりました。

2017年には女性ファッション誌『non-no』の専属モデルに起用され、ポスト佐々木希との呼び声も高い女優です。

そのほかにも『ViVi』、『VOCE』、『spoon』にもモデルとして登場していて今後の活躍が期待されています。

最近出演したドラマには『シグナル』、CMでは『モスバーガー』に登場する丸い眼鏡の女の子で話題になっていて、モデルだけではなく女優でも注目を集めています。

それではここからは、第六話を見た感想を書いていきます!

山田愛奈演じる石森純子が凍死したこの場所は?

美しい雪景色の中に悲しさを表現するこのシーン。印象に残りませんでしたか?

実は、deleが撮影されたのは今年の春から初夏にかけてでした。この季節にリアルな銀世界を探すのは大変なことでしたが、徹底的に調べた結果、新潟県魚沼市にある雪山で撮影が行われました。

ドローンを使い真っ白な雪の中、まるで眠っているかのような美しい少女の顔。自然との対比が本当に綺麗でしたよね?

これも全てはスタッフたちの妥協なき撮影が生み出した‟不穏な美しさ“です。幕開けから興味をそそられてしまいました。

金城一紀が手がけるアクションシーン

第6話の脚本を手がけた金城一紀さんと言えば、『SP』や『BORDER』などの話題作が浮びます。その中では圧巻のアクションシーンが特徴。第1話で見られた祐太郎の豪快なジャンプや圭司の車椅子アクションがかっこよかったと思っていたら、今回もやってくれましたね!

菅田山田の本日のTwitterにも上がっていた通り、「祐太郎のアクションあるよ。」の言葉に楽しみにしていた人も多かったのではないでしょうか。

男子生徒に絡まれながら、純子の友達の鞄から一瞬にしてスマホを抜き去る祐太郎のカッコ良さは本当にすごかったです!

また、圭司の車椅子に乗っていることを感じさせない、あの強さは何なのでしょうね。

ふたりの対比が素直に出ていて面白みが増しました。

デイジーの花言葉

純子のPCの背面や壁紙、スマホカバーにまで使われていたホワイトデイジーの花言葉は「純潔」。
14歳のまだ大人になりきれていない心をストレートに表現しているのだと思います。

何のために死を選ばざるを得なかったのか、大人になってしまった人たちには想像すらできないことかもしれません。生きることは、上手く自分の心と折り合いをつけること。汚いんじゃない、弱いだけ。

それが大人になるということなのかもしれませんね。

渡辺淳一の『阿寒に果つ』の一説

「死に顔の最も美しい死に方は何であろうか」

「生きている時よりも美しく、華麗に死ぬ方法はただ一つ、あの死に方しかない。あの澄んで冷え冷えとした死。純子はそのことを知っていたのであろうか。あの若さで、果たして死ぬとき、そこまで計算していたであろうか。」

「二十年前のこの日、純子は雪の中から現れた。場所は針葉林の切れた釧北峠(せんぽくとうげ)(註1)の一角で、その位置からは裸の樹間を通して阿寒湖を見下ろせた。」

これは渡辺淳一さんの小説です。渡辺淳一さんの同級生の自殺がモデルとなっています。この事件も雪山での凍死であり、今回のドラマの内容に似ているところがあることから、圭司のセリフは意図されたもののような気がしますね。

圭司と祐太郎の心を打つセリフ集

人間の心なんて一瞬で変わる。

「一瞬で変わるものなんか長続きしないよ。何かがゆっくりむしばんでいって、生きるより死を選ぶことになった。」

圭司と祐太郎の対照的な性格を表しているようでした。人を切り捨ててきたような圭司と人を愛する優しい気持ちを持つ祐太郎の言葉のやり取りです。

居場所がないんだったら新しい場所を見つければいい。逃げる方法が分からないなら教えてあげるから。

「まだ生きてたいんだろ?やり残したことがいっぱいあるのを知ってるから、お前の心が止めたんだよ。そのやり残したことが何なのか突き詰めて考えてみろ。死ぬのはそれからでいいよ。」

自殺で家族を失って、取り残される家族の気持ちがよくわかるのは圭司自身だから出てきた言葉なのかもしれません。

俺の相棒が犠牲者を一人でも減らそうと、昔ながらのやり方で必死に頑張っているはずだ。

圭司が祐太郎を相棒と認めたのは、スゴイ心の変化ですよね。

謎を抱えて生きていくほうがちょっとだけでも強くなれるのかも。

「もしかしたら、それが彼女の残したかったメッセージなのかもな。」

全てを知ることが生きていく力を失う結果になることもあるのかもしれません。知らないからこそ自分なりの解釈で生き続けていくことができる。汚いんじゃなくて弱いからこそ、正当性理論を欲しがるものなのでしょうか。

野球ボールとバスケットボールとバレーボール

スポーツとは縁のない生活を送っているはずの圭司のオフィスにはやたらとボールが置かれています。
眠っている祐太郎のいびきがうるさくて、バスケットボールを投げつけたり、ある時は野球ボールを転がしてみたり、舞が圭司に投げつけるのはバレーボールだったりとスポーツが目につきます。

新しいボールの使い方ではなくて、昔はスポーツが大好きな男の子だったのかもしれないですね。

 

第七話の予告とあらすじ

まずは予告から。

続いて公式サイト掲載のあらすじはこちら。

依頼人・笹本隆(西ヶ谷帆澄)の死亡確認を取った真柴祐太郎(菅田将暉)が「dele. LIFE」に帰ってきた。死後に削除するよう依頼されていたファイルを、すぐさま消そうとする坂上圭司(山田孝之)。ところが、圭司の姉で弁護士の坂上舞(麻生久美子)は、隆がある男の息子だと察知し、顔色を変える。その男とは死刑囚・笹本清一(塚本晋也)。8年前にバザー会場でジュースに毒物を混入し、死者4名を出した罪で逮捕されるも、無実を主張し続けている男だった! 削除指定ファイルはこの事件に関するものかもしれない――そう考えた舞は、圭司に中身を見せるよう要請。すると、笹本が毒物を入れたとされる日時に、別の男が不審な粉末をウォータークーラーに投入する映像が出てくる!

この映像があれば死刑判決を覆せるかもしれない、と考える舞。だが、圭司は証拠として提出するのは契約違反だと難色を示す。そんな中、真相を調べてみることを選択した祐太郎は、事件現場近くで洋食店を営む上野兼人(Mummy-D)から、映像に写っていた男が市会議員・宮川新次郎(千葉哲也)だという情報を入手。さらに、その事件で上野の娘が死亡していたことも分かり…。

ゲスト出演者のプロフィール

笹本 清一(53) 塚本 晋也

死刑囚。8年前、死者4名を出した毒物混入事件の犯人として逮捕され、死刑が確定した。だが、本人は拘置所で刑の執行を待ちながら、ずっと冤罪を訴え続けている。そんなある日、息子の笹本隆が自殺。隆は生前、「dele. LIFE」にある映像の死後削除を依頼していたのだが、その中になんと毒物混入事件の真犯人が写っており…!?

上野 兼人(46)Mummy-D

毒物混入事件の発生現場近くで、妻・上野成美とともに洋食店を営んでいる男性。まだ5歳だった一人娘を毒物混入事件で亡くしている。妹を亡くしている祐太郎は、上野に自分自身を重ね合わせ、その複雑な心情に共鳴する。

 

 

まとめ

番組を担当する山田兼司プロデューサーは以前から海外ドラマのレベルの高さに悔しさを感じていたそうです。
日本でも、人間描写の深みや表現の成熟度で世界レベルのクオリティを持つ連続ドラマを作りたいと語っているだけあって、この作品へのこだわりは相当なものと言えるかもしれません。

第五話でも非常に強く表れていたのは"浅はかな正解”は提示しないということ。
これは黒澤明監督の『羅生門』に共通している点があるのです。

ひとりの人間はいろいろな顔を持っているという多面性があります。
『dele』で言うところの、依頼人の数だけ人生があるということが、『羅生門』では一人の人間の死に対して目撃者や関係者が、それぞれに食い違う証言をすること。

見る人によって異なる見方をしたことで世界を席巻した『羅生門』のように圭司や祐太郎、遺族など多様な人生の見え方を全部提示したうえで、人生のリアリズムを短編映画を観るように味わってもらいたいと語っています。

浅はかな正解を提示するドラマにはしたくない。話ごとに考えさせられたり、もう一度見返してみたいと思ったり、何度も楽しんでもらえるような作品にしたいと話しています。

脚本を手がける作家によって、ミステリーの要素が強いものあり、人情ドラマありといろいろなエンタメのジャンルの面白さを詰め込んで、毎話ごとに違ったかたちの羅生門を作りたかったと力強く語っています。

見ている側は見事に山田プロデューサーの思惑にはまり込んでいるのかもしれませんね。

今回の"出口の見えない闇”をあなたはどんな風に読み解いたでしょうか?
少し、胸に痛みの残るストーリーでしたね。

それでは、次週をワクワクしながら楽しみに待ちましょう!

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