ゾンビマニアクラブ

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dele#07ネタバレなしの感想。事件の裏に隠される本当の真実とは?

dele/ディーリー

第六話ではいじめについての内容が取り上げられましたね。放送日は8月31日の夏休み最終日です。
SNSでは、「今夜の内容はとびきり重い」「敢えて8/31日にこのテーマなんだ」「8/31日を乗り越える学生に充てて作られた話だ」などの投稿がされていました。

9月1日に山田孝之さんが

夏休みも終わり新たな日々が始まりますね。不安だよな。俺も明日からミュージカルの本番が始まるから不安。不慣れな事をやれば下手くそだから酷評もある。でも楽しんでくれる人もいる。自分を求めてくれる人は必ずいる。人がいること、人がやる事には意味がある。だから俺もいる。だからあなたも必要。

と語っているところからも、いろいろなかたちで現代社会にメッセージを発信する内容になっていたのではないでしょうか。

公式ホームページにセットの写真が公開されていることについて前回少し触れましたが、今回はドラマの裏側について少し書いていこうと思います。

「dele.LIFE」の空間について

山田プロデューサーはデジタルなオフィスでありながら、人間の人生に対する思いを描くアナログな場所でありたい。そういう背景を踏まえて美術チームとデジタルとアナログの両方の肌触りを出せるものというコンセプトにしたそうです。

そのために光や色の使い方にこだわり、ハリウッド映画では定着している「プロダクションデザイナー」という、日本の連続ドラマではあまり使われていない担当を取り入れています。

そうして出来上がったものは圭司や祐太郎をはじめ、依頼者までの人となりや人生をセットに"仕込む”こと。体系的に世界観を作り上げることだったのです。

いろいろなボール

脚本家の本多孝好さんが圭司のキャラクターコンセプトにこだわった部分。車椅子ユーザーでありながらも上半身は鍛えている。圭司ならではのデティールなのです。

車椅子

圭司が日ごろから車椅子で生活している様子を垣間見せること。
例えば、四話で小暮の死体を見つけた時に車椅子から降りて這って死体に近づく場面や、他人の家に入るときは車椅子の車輪をきちんと拭いてから入るなど、自然な表現として車椅子で生活する場合にリアルな描写を取り入れています。

ドラマの裏側を丁寧に織り込むことによって、美しく深みのある人物や内容になっていくものなのかもしれませんね。

第七話の気になったポイント

  • 今回は圭司のハッキングやPC技術の描写が多い
  • シガテラ毒とは?
  • 圭司と祐太郎の過去が重なるセリフの数々
  • 消されたことで結論がひとつになったことは?
  • ずっと気になっていた圭司の車椅子

公式サイト第七話のあらすじ

依頼人・笹本隆(西ヶ谷帆澄)の死亡確認を取った真柴祐太郎(菅田将暉)が「dele. LIFE」に帰ってきた。死後に削除するよう依頼されていたファイルを、すぐさま消そうとする坂上圭司(山田孝之)。ところが、圭司の姉で弁護士の坂上舞(麻生久美子)は、隆がある男の息子だと察知し、顔色を変える。その男とは死刑囚・笹本清一(塚本晋也)。8年前にバザー会場でジュースに毒物を混入し、死者4名を出した罪で逮捕されるも、無実を主張し続けている男だった! 削除指定ファイルはこの事件に関するものかもしれない――そう考えた舞は、圭司に中身を見せるよう要請。すると、笹本が毒物を入れたとされる日時に、別の男が不審な粉末をウォータークーラーに投入する映像が出てくる!

この映像があれば死刑判決を覆せるかもしれない、と考える舞。だが、圭司は証拠として提出するのは契約違反だと難色を示す。そんな中、真相を調べてみることを選択した祐太郎は、事件現場近くで洋食店を営む上野兼人(Mummy-D)から、映像に写っていた男が市会議員・宮川新次郎(千葉哲也)だという情報を入手。さらに、その事件で上野の娘が死亡していたことも分かり…。

やがて、圭司と祐太郎はそれぞれ、宮川にまつわる黒い裏事情を入手する。だが、その内容はまるで異なるものだった! しかも調べれば調べるほど、街に暮らす人々から、犯行動機となりうる“裏の顔”が次々と浮かび上がってきて…!?

塚本晋也さんとMummy-Dさんを知らない人のために少し紹介しておきますね。

塚本晋也

日本の映画監督であり、俳優でもあります。また、現在は「多摩美術大学造形表現学部映像演劇学部」教授を務める傍ら「有限会社海獣シアター」代表取締役をこなしています。

1987年には『電柱小僧の冒険』でPFFグランプリを受賞
「クエンティン・タランティーノ」「ジェームズ・ワン&リー・ワネル」「ギャスパー・ノエ」などが塚本フリークを公言する国際的評価の高い日本人監督と言えるでしょう。

主な最近の監督作品には

  • ウタモノガタリ CINEMA FIGHTERS project
  • 沈黙 サイレンス
  • SCOOP
  • オーバーフェンス
  • シン・ゴジラ
  • 野火

などがあります。

『野火』は『毎日映画コンクール』をはじめ、数々の賞を受賞。

また、俳優としては『とらばいゆ』『クロエ』『溺れる人』『殺し屋1』などに出演。またテレビコマーシャルのナレーターとしても活躍しています。

Mummy-D

ヒップホップグループ『RHYMESTER』のラッパーとサウンドプロデューサーとして活動。
日本にラップが定着していなかった活動初期に、日本人がどのようなラップをすればよいかを試行錯誤しながら曲作りを重ね、日本のヒップホップシーンをけん引してきました。

最近では、音楽活動の他にドラマ、CM,舞台などのほかナレーターにも活動の場を広げています。

最近ではTBSドラマ『カルテット』、『シーチキン60周年記念』に出演しています。

 

そして、公式ホームページのゲスト覧には記載されていなかったこの美しい女優は?

仁村紗和

デビュー前には芸能事務所約20社以上からスカウトされた伝説の持ち主。

モデル中心に活動を行っていましたが、2014年『ロンリのちから』にレギュラー出演したことがきっかけで、芝居への興味が出てきたそうです。

2016年にフジテレビ系『明日もきっと君に恋をする』でドラマ初主演。

同年『エレクトラ』で舞台初出演を果たしました。

2018年1月15日『AbemaTV』開局初の完全オリジナルドラマ『#声だけ天使』でヒロインを務めています。

それでは、ここから感想を書いていきます。

今回は圭司のハッキングやPC技術の描写が多い

陸運局のナンバー紹介に入り込んだり、上野のスマホから奥さんの不倫の証拠になる写真を抜き出したり、顔認証システムを使うこともありました。

とってもたくさんのPCスキルが登場しましたが、このデジタルの領域に関しては専門家に監修を仰ぎ、使用する機器も画面に現れるプログラミング言語まで技術的に正しいものを追求しています。

シガテラ毒とは?

熱帯の海洋に生息するプランクトンが生産する毒素のこと。
町中に広がる好奇の目はシガテラ毒が蔓延していく様子と似ていると舞は言いたかったのですね。

存在のない隆のリアルに存在を感じる人生の足跡を見た気がしました。

圭司と祐太郎の過去が重なるセリフの数々

「子どもが親を嫌う理由は期待の裏返し。」圭司の過去にも同じようなことがあったのでしょうか?

「身の上が似ているからって自分の見たいように世界をみているようじゃ警察やあの町の住人と同じだぞ。」

「自分だけが別世界で生きているみたい。いつか全部を乗り越えて幸せになってくれるといい。」と言った女
の子を、少し寂しそうな目で見つめる圭司。

「人格が一貫してればしてるほど誠実な人間だと捉えられる。」
「だからみんな表向きの自分を演じてそこからはみ出る部分を隠したがる。」
「隠してきたものを消してやれば一貫した人生になる。
反対に暴き始めればいろんなものが壊れる。」

消されたことで結論がひとつになったことは?

町中の人間がみんな容疑者だといった宮川の言葉。それを裏付けるように圭司と祐太郎が調べれば調べるほど容疑者が増えていきます。人間がそれぞれに抱える秘密。それは生きていくことで生まれる醜い部分でもあるのかもしれません。笹本隆が見つけてしまった秘密に人間の憎悪が重なるとき、真相を消し去るには勇気のいることです。何事もなかったようなふりをして、また今日を生きていく。それが結論なのかもしれませんね。

でもそれは本当の解決ではなく、全てを明らかにしない気持ちの悪い解決方法も存在するということを証明するものなのでしょう。

そんな真相を消し去ってしまうことには勇気がいる。

ずっと気になっていた圭司の車椅子

山田孝之さんの車椅子のアクションシーンを見ていて、練習の賜物なのだろうとは思っていましたが、山田プロデューサーの話からこんなことが見えてきました。

車いすはタイアップしていただいた車いすメーカーの皆様にオーダーメードで作っていただいたのですが、その際にメーカーの方からお借りした実際の車いすで、山田さんはクランクインまでの2か月間、練習を重ねてくださっていたようです。山田さんは練習していることを周りにおっしゃらず、裏で当たり前のようにやってらっしゃったと思うのですが、現場にいらっしゃったときにはもう現実の車いすの乗り手の方にしかできないようなレベルのことができていました。手とバランスだけでちょっと車輪を浮かしたり、2か月前にはできなかった操作もクランクイン時にはほとんど身につけられていて、本当にすごかったです。

健常者には分からない乗り方があることも知りませんでした。
気づけませんでした。

自分に関係しないことは、なかか知る機会も少ないものだとつくづく思い知った気がします。

タイアップしている車椅子のメーカーは岐阜県養老町にある『株式会社松永製作所』で作られたものです。

車椅子をはじめ介護・福祉用品を制作。
創業40周年を迎える国内トップシェアのメーカーで、必要とされる人の笑顔のために、オーダーも受けています。
アスリートの方が愛用していることで有名な会社です。

第八話最終回の予告とあらすじ

まずは予告から。

続いて公式サイト掲載のあらすじはこちら。

「dele. LIFE」にデータの死後削除を依頼していた辰巳仁志(大塚明夫)が死亡。パソコンの動作停止を知らせる信号が、「dele. LIFE」の社長・坂上圭司(山田孝之)の端末に送られてきた。その報告を受けた相棒・真柴祐太郎(菅田将暉)は怒りを抑えた表情を浮かべ、依頼人は弁護士の辰巳仁志なのかと確認する。いつもは朗らかな祐太郎の豹変ぶりに、驚きを隠せない圭司。その矢先、さらに想定外の出来事が起こる。何者かが「dele. LIFE」のシステムにクラッキングを仕掛けてきたのだ!

まもなく圭司は、辰巳が祐太郎の妹・真柴鈴(田畑志真)の死をめぐり、入院先の弁護を担当していた人物だと突き止める。当時、鈴の死には不審な点があったが、病院側の主張が通り、祐太郎ら遺族は筆舌に尽くしがたい心の傷を負っていたのだ…。身を切り裂く過去に共鳴した圭司は、祐太郎に促されるまま、辰巳が遺した音声データを再生。そこには“祐太郎の無念を晴らす真実”を示唆する、大物政治家・仲村毅(麿赤兒)との黒い会話が記録されていた…!

相手が相手だけに慎重に動き、確実に仲村を追い詰めようとする圭司。だが、データの即時公表を切望する祐太郎は、圭司への不信感をあらわに「dele. LIFE」を飛び出し…!? そんな中、圭司とその姉・坂上舞(麻生久美子)の間にも、これまで互いに語ることのなかった“過去の出来事”をめぐり、不穏な空気が流れ始める――。

ゲスト出演者のプロフィール

仲村 毅(76)………麿 赤兒

大物議員。厚生官僚から政治家に転身。手柄も大臣ポストも人に譲り、表舞台には出てこないが、実は絶大な人脈と影響力を持ち、厚生労働行政の手綱を握っている。弁護士・辰巳仁志が遺した音声データから、仲村が祐太郎の妹・真柴鈴の不審な死に一枚噛んでいたことが判明するが…!?

辰巳 仁志(70)………大塚 明夫

「dele. LIFE」の依頼人で、弁護士。入院中に死亡する。かつて祐太郎の妹・真柴鈴の死をめぐり、入院先の弁護を担当していた。祐太郎が積年の恨みを抱く相手でもある。「dele. LIFE」には音声データの死後削除を依頼していたが、その中には大物政治家・仲村毅との黒い会話が記録されていて…!?

まとめ

deleにはたくさんのミュージシャンが出演されてきましたよね?もちろん話題性を集めることができるということもあるのかもしれませんが、「演者として純粋に魅力的だから起用する」ことが多いそうです。

ミュージシャンは日ごろからライブなどで観客の前に立ち、見られることになれています。さらに歌うことは曲の主人公になりきること、つまり演じていることになります。

役者とは少し違う個性を持っていることが、芝居に活かされているのですね。
今までのゲスト出演者を思い浮かべ、今夜のMummy-Dさんを観ながらそんなことを考えました。

公式ホームページでは小説『dele』『dele2』の2冊をセットにしてプレゼントしています!
この機会に小説の世界にどっぷりはまり込むのも面白いかもしれません。
9月14日締め切りですよ。

今回もまたいろいろと考えさせられる内容でしたね。人間の内側にあるさまざまな感情を見た気がしています。

さて、来週はいよいよ最終回です。

全ての人の生きざまがどんな意味を持つのか?
圭司と祐太郎のかかわりも気になりますね。

どんな結末を迎えるのか楽しみに待ちましょう!

それでは、次週をワクワクしながら楽しみに待ちましょう!

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-2018年夏ドラマ, dele/ディーリー